患者さまへ

頭頸部腫瘍外来

担当医師

河田 了
(教授)
昭和59年卒

日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
日本気管・食道科学会専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本がん治療認定医機構暫定指導医
日本頭頸部外科学会頭頸部がん専門医制度暫定指導医
日本頭頸部外科学会 頭頸部癌専門医

寺田 哲也
(診療准教授)
平成4年卒

日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本アレルギー学会指導医

東野 正明
(講師)
平成12年卒

日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
日本気管食道科学会専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本摂食・嚥下リハビリテーション学会認定士
日本耳鼻咽喉科学会補聴器相談医

西川 周治
(助教)
平成14年卒

日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本頭頸部外科学会 頭頸部癌専門医


腫瘍外来について

診療内容 頭頸部腫瘍(腫瘤)の治療方針の決定、退院後のフォローアップなど
対象疾患 口腔癌、上咽頭癌、中咽頭癌、下咽頭癌、喉頭癌、鼻・副鼻腔癌、甲状腺癌、唾液腺癌(耳下腺癌、顎下腺癌、舌下腺癌など)、 耳鼻咽喉科、頭頸部領域の良性腫瘍(甲状腺、唾液腺、その他)、のう胞性疾患、頸部リンパ節腫脹

頭頸部癌(腫瘍)とは

頭頸部腫瘍とは、耳鼻咽喉科領域に発生する腫瘍(できもの)のことです。
耳鼻咽喉科領域とは耳、鼻、口(舌などの口腔)、のど(咽頭、喉頭)、顔面、頸部などをさします。 このうち悪性のものを頭頸部癌といっています。これらは、音声、呼吸、嚥下、聞こえ、味覚など人間にとって重要な役割を果たしている部位ですから、治療を行なうにあたって、それらを十分考慮することが大切であり、頭頸部腫瘍の専門医が治療にあたらなければなりません。 頭頸部腫瘍の治療はほとんどの病院では、耳鼻咽喉科が担当となっています。

頭頸部癌は、その取り扱い規約により以下の8部位に分けられます。

  1. 口唇および口腔
  2. 副鼻腔
  3. 上咽頭
  4. 中咽頭
  5. 下咽頭
  6. 喉頭
  7. 甲状腺
  8. 唾液腺

頭頸部癌(腫瘍)とは?

正常の細胞の一定の割合で分裂、増殖をしているのですが、がんは無秩序に増殖していきます。そのためがんは周囲の組織へ広がっていきます(浸潤)。さらにがん細胞がリンパや血液の流れにのって、他の部位へ行き定着してそこでまた増殖することがあります(転移)。周囲のリンパ節へ行く場合(リンパ節転移)と血流にのって肺や骨など遠くに転移する(遠隔転移)場合があります。頭頸部癌のリンパ節転移は一般に頸部のリンパ節です。

腫瘍ということばは、良性のもの(良性腫瘍)と悪性のもの(悪性腫瘍)の両方を含みます。このうち悪性腫瘍が、がんを意味します。がん(ひらがなで書く)はさらに、癌(漢字で書く)と肉腫に分けられます。癌は体を包む、皮膚や上皮から発生するがんを言います。したがって、舌の表面やのどの表面から発生するがんは癌ということになります。頭頸部がんのほとんどは肉腫ではなく癌です。


病期分類(ステージ分類)

  1. 病期分類とはがんの進行度を示す分類で、もともとできた腫瘍(原発腫瘍という)の大きさ、リンパ節転移の有無、遠隔転移の有無で決まります。病期分類は0期からⅣ期に分けられ、数字が大きいほど進行したがんといえます。
  2. リンパ節転移(N分類):N0はリンパ節転移のないもの、あるものはN1、N2、N3で表され、Nの数字が大きいものほど転移の程度がすすんでいることを示しています。
  3. 遠隔転移(M分類):血流にのって遠くの臓器に転移することをいい、頻度の高い臓器としては、肺、骨、肝臓があります。M0は遠隔転移のないもの、M1はあるものをさします。

上記のT分類、N分類、M分類を総合して病期分類(ステージ分類)が決定されます。病期分類はローマ数字であわらされます。ⅠからⅣに分けられ、数字が大きいほど進行した癌といえます。唾液腺と甲状腺は別の基準がありますが、その他は下記のごとくです。

ステージⅠ T1 N0 M0
ステージⅡ T2 N0 M0
ステージⅢ T3 N0 M0、T1 N1 M0、T2 N1 M0、T3 N1 M0
ステージⅣ 上記以外すべて

以上のようにリンパ節転移がN2以上のもの、遠隔転移があるものはすべてステージⅣ(最も進行した癌)ということになります。一般に転移のあるものは予後が不良といえます。


リンパ節転移について

上記のように、頭頸部癌ではリンパ節転移の有無が重要な予後因子になります。頭頸部癌の所属リンパ節(最初に転移するリンパ節)は頸部のリンパ節です。もともと頸部には一側あたり70から80個程度あり、癌細胞がリンパの流れにのってリンパ節にたどりつき、そこで増殖するのがリンパ節転移です。癌が大きくなるほど、リンパ節に転移する頻度が高いといえますが、もとの腫瘍が小さくても転移することがあります。したがって、治療前にリンパ節転移の有無を診断することが大切で、その有無が治療方針を大きく左右します。

リンパ節転移の診断には頸部の診察のほか、超音波エコー、CTが威力を発揮します。転移したリンパ節に対する手術として「頸部郭清術」があります。これは転移したリンパ節だけをとるのではなく、周囲のリンパ節も含めて摘出する手術です。摘出範囲は転移リンパ節の広がり、程度によって異なります。

頭頸部癌に対する治療

頭頸部癌に対する治療は、他がんと同様に手術治療、放射線治療、化学療法(抗癌剤)の3つの柱があります。手術治療は他がんと同様根治性のある拡大切除が基本ですが、頭頸部領域の場合、音声、咀嚼、嚥下、外見など重要な機能を担っている領域なので、機能温存手術も重要です。
頭頸部癌のうち扁平上皮癌(口腔癌、咽頭癌、喉頭癌など)は比較的放射線がよく効く癌で、放射線治療のよい対象となります。しかし、進行癌では放射線治療単独では根治治療とならないことのほうが一般的です。
化学療法(抗癌剤)は頭頸部癌では他がんと比べて、効くケースが多いものの化学療法単独で根治は困難であるのが現状で、手術治療や放射線治療の補助療法として用いられています。


頭頸部腫瘍関連の論文

A.著書

  1. 河田 了:CLIENT21 No16 気管・食道・頸部.甲状腺腫(村上泰編),中山書店,東京,381-390,2001 11 9
  2. 河田 了:コア・ローテーション、耳鼻咽喉科・頭頸部外科.咽頭癌,金芳堂,京都,110-111,2004 1 5
  3. 河田 了:コア・ローテーション、耳鼻咽喉科・頭頸部外科.唾液腺腫瘍,金芳堂,京都,122-123,2004. 1 5
  4. 河田 了:コア・ローテーション、耳鼻咽喉科・頭頸部外科.唾液腺腫瘍手術,金芳堂,京都,172-173,2004 1 5
  5. 河田 了:コア・ローテーション、耳鼻咽喉科・頭頸部外科.頸部郭清術,金芳堂,京都,176-177,2004. 1 5
  6. 河田 了:家庭医学大全科、鼻の病気―副鼻腔嚢胞、ウェゲナー肉芽腫、副鼻腔腫瘍、上顎洞がん,;法研,東京,2004.
  7. 河田 了:イラスト手術手技のコツ、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、耳下腺深葉内腫瘍の摘出、東京医学社、東京、61-62, 2005 5 1
  8. 河田 了:イラスト手術手技のコツ、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、低悪性癌のsafety marginの取り方と顔面神経の取り扱い、東京医学社、東京、66-67, 2005 5 1
  9. 河田 了:イラスト手術手技のコツ、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、頸部手術-皮切の選択と術野の確保、東京医学社、
    東京、400-401, 2005 5 1.
  10. 河田 了:イラスト手術手技のコツ、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、頸部郭清術-顔面神経下顎縁枝温存のための対応、
    東京医学社、東京、411-413, 2005 5 1
  11. 河田 了:耳鼻咽喉科・頭頸部外科診療のコツと落とし穴.下咽頭癌を見逃さないために、中山書店、東京、86-87,2006 8 10
  12. 河田 了:今日の耳鼻咽喉科・頭頸部外科治療指針.化学物質過敏症.医学書院.530,2008 5 1
  13. 河田 了:今日の治療指針2009.耳下腺腫脹.医学書院.530,2009 1 1
  14. 河田 了:顎下腺炎症.口腔咽頭の臨床.医学書院.66-67,2009 5 1

B.総説

  1. 河田 了:ベッドサイドハンドブッック.入院治療への対応.唾液腺手術への対応.JOHNS 15:791-795,1999.
  2. 河田 了:耳鼻咽喉科疾患の症例とその解説.副咽頭間隙腫瘍.JOHNS 15:1373-1376,1999.
  3. 河田 了:唾液腺をめぐって.唾液腺腫瘍.穿刺吸引細胞診.JOHNS 15:1887-1889,1999.
  4. 河田 了:術前・術後の管理と看護.耳下腺手術.JOHNS 17:454-459,2001.
  5. 河田 了:電気メスを活用した耳下腺手術.口腔・咽頭科13:293-296,2001.
  6. 河田 了:顎下部手術における顔面神経下顎縁枝の保護.耳鼻臨床95:874-875,2002.
  7. 河田 了:頭頸部腫瘤診断の超音波マニュアル;ENTONI No.14,頭頚部腫瘤の診断マニュアル(今野昭義編)顎下部腫瘤の超音波診断,9-13,2002.全日本病院出版会,東京
  8. 河田 了:頭頚部外科手術,トラブルの予防とその対応,副咽頭間隙手術におけるトラブル.JOHNS 19,399-402,2003.
  9. 河田 了:鼻副鼻腔疾患MRI診断マニュアル;ENTONI 悪性腫瘍.その他の悪性腫瘍.55-59,2003.全日本病院出版会,東京
  10. 河田 了:カラー図説;電気メスを用いた活用した耳下腺手術.耳鼻臨床96:948-949,2003.
  11. 河田 了:耳鼻咽喉科クリティカルパス;咽喉頭.ENTONI 全日本病院出版会,東京,26-32,2004.
  12. 河田 了:舌癌T2N0M0症例の治療指針―予防郭清の是非と機能障害への配慮―.上頸部郭清(SOHND)の適応.耳喉頭頸76,425-430,2004.
  13. 河田 了:手術範囲と術式-耳下腺悪性腫瘍 JOHNS 20:1448-1452,2004.
  14. 河田 了,李 昊哲,竹中 洋,辻 求:下咽頭癌根治手術における切除範囲の整合性.日気食会報 56:90-96,2005.
  15. 河田 了:嚢胞性疾患.側頸嚢胞.耳喉頭頸 77:377-380,2005.
  16. 河田 了:耳下腺癌の診断と治療.-術前組織診断の重要性と適切な治療方針-.耳喉頭頸77,965-978,2005.
  17. 河田 了:日本のプライマリ・ケア.よくある健康問題100;耳鼻咽喉科領域の悪性腫瘍.綜合臨床 55 Suppl:1057-1060,2006.
  18. 河田 了,辻 求:知っておきたい耳鼻咽喉科疾患の病理;口腔・咽頭疾患.耳喉頭頸 78:465-468, 2006.
  19. 河田 了:耳下腺手術.頭頸部外科 16:51-54,2006.
  20. 河田 了:頭頸部領域の腺癌をどう扱うか.耳下腺の粘表皮癌.JOHNS 22:1057-1061,2006.
  21. 河田 了:頭頸部がん手術-切除の実際.唾液腺がん/甲状腺がん.臨床腫瘍プラクティス 2:260-263, 2006.
  22. 河田 了:全身疾患と唾液腺.-口内乾燥と唾液分泌低下-.MB ENT 69:52-55,2006.
  23. 河田 了:頭頸部扁平上皮癌におけるアラキドン酸代謝 大阪医大雑誌 65:82-84,2006.
  24. 河田 了:上歯肉癌・硬口蓋癌-T1・T2症例の治療 JOHNS 23:589-592,2007.
  25. 河田 了:耳下腺手術における顔面神経本幹の見つけ方.耳鼻臨床 100:418-419,2007.
  26. 河田 了:顎下部郭清術のための臨床解剖.JOHNS 24:501-504,2008.
  27. 河田 了:オフィスサージャリー・ショートステイサージャリー、頸部リンパ節生検.耳喉頭頸 80:177-183, 2008
  28. 河田 了,吉村勝弘,李 昊哲,竹中 洋:DPCに対応したクリニカルパスの実際―悪性腫瘍.甲状腺:papillary carcinomaの症例.耳喉頭頸  80:571-580, 2008
  29. 上杉康夫、鳴海善文、新保大樹、高橋正嗣、猪俣泰典、乾崇樹、河田 了、竹中 洋:画像診断、咽頭・喉頭・口腔 喉頭のCT、臨床放射線 53:1453-1465,2008.
  30. 河田 了:私が愛用する手術器具.モノポーラ電気メス.JOHNS 25:259-262,2009
  31. 河田 了:専門医試験への対応.上、中、下咽頭悪性腫瘍.耳喉頭頸 81:237-242,2009
  32. 河田 了:皮膚の処理―カバーリングの方法など.頭頸部再建外科.日常臨床か理論まで.耳喉頭頸 81(増):177-180,2009

C.原著

  1. 河田 了,久 育男,豊田健司,安田範夫,橘 正芳,水越 治:声門癌の治療成績:日気食会報 40(1),35-40,1989.
  2. 寺薗富朗,大島 渉,紀平晋也,中尾美穂,粂 俊之,大川和春,松本真吏子,河田 了,水越文和,徳田 一,竹中 洋:縦隔進展頚部腫瘍摘出における胸骨正中切開法併用の意義:日気食会報41(6),454-460,1990.
  3. 進藤昌彦,竹上永祐,八木正人,河田 了,安田範夫,久 育男,村上 泰:頚動脈小体腫瘍の1例:耳鼻咽喉科・頭頚部外科 62(10),937-941,1990.
  4. 寺薗富朗,大島 渉,久保美穂,河田 了,紀平晋也,大川和春,高田 憲:CDDP 5FU VDS併用療法が著効を奏した上咽頭癌の一例:基礎と臨床 24(4),665-668,1990.
  5. 大島 渉,河田 了,中尾美穂,高田 憲,松本真吏子,寺薗富朗、紀平晋也:下咽頭癌に対する一期的頚部食道および音声再建術:日気食会報 42(3),268-272,1991.
  6. 寺薗富朗, 大島 渉, 久保美穂, 紀平晋也, 河田 了, 大川和春, 高田 憲:喉頭蓋に発生した多形腺腫の一例:耳鼻臨床 84(2),203-207,1991.
  7. 大森敦子,寺薗富朗,大島 渉,大川和春,河田 了,松本真吏子,水越文和,最上 朗:聴器悪性腫瘍の治療経験:癌の臨床 37(5),547-551,1991.
  8. 河田 了,駒井健一郎,内田真哉,安田範夫,久 育男,村上 泰:悪性頚動脈小体腫瘍:JOHNS 7(9),1242-1247,1991.
  9. 河田 了, 野瀬有加里, 樋口香里, 村上 泰:口腔底悪性腫瘍の予防郭清で発見された甲状腺微小癌. JOHNS 8(9),1361-1364,1992.
  10. 河田 了, 任 書熹, 村上匡孝, 安田範夫, 竹中 洋, 村上 泰, 山口 希, 山村睦朗:生化学的にみた腫瘍活性.喉頭 5(2),102-106,1993.
  11. 河田 了, 安野元興, 樋口香里, 塔之岡彰子, 西山康之, 小野寿之, 村上 泰:頸部外切開を必要とした食道異物の2症例.日気食会報 44,236-238,1993.
  12. 木村隆保,安田範夫,河田 了,村上 泰,福島龍之,久 育男:口腔・咽頭扁平上皮癌に対するNeoadjuvant chemotherapyの検討.口腔咽頭 6(2),137-142,1994.
  13. 白井千晶, 杉本 徹, 細井 創, 峯 宏, 松村隆文, 澤田 淳, 常盤和明,河田 了,竹中 洋:最近経験した横紋筋肉腫6例の免疫組織・分子生物学的診断と治療成績.日本小児科学会誌 98(12), 2133-2139,1994.
  14. 河田 了,安田繁伸,内田真哉,村上 泰:頚部に発生したデスモイド腫瘍の1例.耳鼻頭頚 67,968-971,1995.
  15. 河田 了, 安田範夫, 村上 泰:電気メスを用いた耳下腺腫瘍手術.頭頚部外科 5,135-138,1995.
  16. 村上 泰,安田範夫,河田 了,中井 茂,任 書熹,平田行宏,木村隆保:下咽頭癌治療成績. 治療コンセプト変化との関連性. 耳鼻頭頚 67,610-615,1995.
  17. 河田 了,四ノ宮隆,安田範夫,久 育男,村上 泰:女性ワルチン腫瘍症例の検討.耳鼻臨床 89,57-61,1996.
  18. 河田 了,四ノ宮隆,安田範夫,竹中 洋,村上 泰:頭頚部扁平上皮癌組織のMatrix metalloproteinase(MMP)-2濃度とその臨床的意義.日耳鼻 99, 299-305, 1996.
  19. 河田 了,安田範夫,久 育男,村上 泰:喉頭全摘時の頸部皮切線の選択.日気食会報 47,294-297,1996.
  20. 片桐 聡,河田 了,山本敏也,村上 泰,保島匡和,高橋俊雄:下咽頭癌切除後欠損の結腸再建における補助血行.耳鼻頭頚 68:629-632,1996
  21. 木村隆保,丸山 晋,中井 茂,河田 了,村上 泰:迷走神経原性腫瘍 schwanomaとparaganglioma.頭頸部腫瘍 22:112-119, 1996.
  22. 杉本 徹, 細井 創, 松村隆文, 白井千晶, 峯 宏, 沢田 淳, 河田 了,竹中 洋,村上 泰:頭頚部横紋筋肉腫の細胞・分子生物学的診断.耳鼻臨床 89:365-370, 1996.
  23. 河田 了,村上 泰:頸部郭清術:N0リンパ節の処理.顎下部・オトガイ下部領域について.頭頸部外科 6,155-160,1996.
  24. 河田 了,村上 泰:大唾液腺粘表皮腫症例の検討:耳鼻臨床 90,71-78,1997.
  25. 久 育男,河田 了:舌・口腔底癌への適応と限界:JOHNS 13: 523-525, 1997.
  26. 河田 了,島田剛敏,四ノ宮 隆,村上 泰:切除不適応と判断した耳下腺多形腺腫2症例:耳鼻臨床 90:443-447,1997.
  27. 河田 了,四ノ宮 隆,島田剛敏,丸山 晋,平田行宏,任 書熹,村上 泰:頭頸部扁平上皮癌組織のマトリックスメタロプロテアーゼ濃度:頭頸部腫瘍,23:150-155,1997.
  28. 鈴木敏弘,河田 了,村上 泰:喉頭側切開および咽頭側切開で摘出した喉頭血管腫2症例.日気食会報 48:468-474,1997.
  29. 河田 了,四ノ宮 隆,丁 剛,村上 泰:巨大甲状腺腫の診断と上縦隔処理:耳鼻頭頚 69:593-597,1997.
  30. 河田 了,村上 泰:有茎弁採取のコツ・広背筋皮弁:JOHNS 13:1728-1732,1997.
  31. 馬場 均,河田 了,久 育男,村上 泰:喉頭全摘出後の唾液瘻.閉鎖手術経験と術式の検討.喉頭 9:64-67,1997.
  32. 河田 了,村上 泰:多発性再発耳下腺多形腺腫.深部への到達を中心に.口咽科 10:255-262,1998.
  33. 木村隆保,川口真樹,四ノ宮 隆,河田 了,村上 泰:下咽頭梨状陥凹瘻により反復する頸部膿瘍.耳鼻臨床 91:49-55,1998.
  34. 柴田敏章, 大西弘剛, 高木伸夫, 福島龍之, 河田 了:耳後部より発生した類皮嚢胞の一例.日赤会誌 49:289-292,1997.
  35. 高木伸夫,福島龍之,大西弘剛,柴田敏章,河田 了:気管から発生した腺様嚢胞癌の一例.日気食 50:5-10,1999.
  36. 河田 了,中井 茂,丁 剛,島田剛敏,四ノ宮 隆,鈴木敏弘,馬場 均,樋口香里,村上 泰:頸部リンパ節に対する穿刺吸引細胞診の正診率.耳喉頭頚 70:901-905,1998.
  37. 河田 了,中井 茂,福島龍之,丁 剛,木村隆保,久 育男,村上 泰:下咽頭癌と食道癌の重複癌頻度と術式.耳鼻臨床 92:521-525,1999.
  38. 中野 宏,柴田敏章,中井 茂,福島龍之,河田 了:舌下面から発生した粘表皮癌の一例.耳鼻臨床 92:375-379,1999.
  39. 河田 了,中井 茂,福島龍之,丁 剛,平田行宏,久 育男,村上 泰:大唾液腺粘表皮癌の治療方針.特に診断手順について.頭頸部腫瘍 25:25-29,1999.
  40. 河田 了,村上 泰:唾液腺粘表皮癌の手術治療成績.口咽科 11:261-267,1999.
  41. 河田 了,柴田敏章,中野 宏,栢野香里,中井 茂,福島龍之:転移リンパ節に対するエコーの有用性と限界.耳鼻臨床 92:891-895,1999.
  42. 河田 了,柴田敏章,中野 宏,栢野香里,中井 茂,福島龍之,丸山 晋,村上 泰:顎下部手術における顔面神経下顎縁枝の処理.頭頸部外科 9:99-103,1999.
  43. 中野 宏,柴田敏章,中井 茂,栢野香里,福島龍之,河田 了:鼻・副鼻腔内向型乳頭腫に対する内視鏡下鼻内手術.耳喉頭頚 71:913-916,1999.
  44. 栢野香里,鈴木治子,柴田敏章,中野 宏,林戸 博,中井 茂,福島龍之,河田 了:自然排出のみられた耳下腺唾石症の1例.耳喉頭頚 71:765-769,1999.
  45. 河田 了,柴田敏章,中野 宏,栢野香里,中井 茂,福島龍之:腹直筋皮弁で再建した耳前部基底細胞癌症例.日赤雑誌 50:381-384,2000.
  46. 村上 泰,河田 了,中井 茂,木村隆保,四ノ宮隆,島田剛敏,丁 剛:喉頭癌のリンパ節転移に関する臨床病理学的ならびに免疫組織化学的研究.日気食会報 51:1-12,2000.
  47. 丸山 晋,河田 了,島田剛敏,四ノ宮 隆,平田行宏,山道 至,村上 泰:甲状腺乳頭癌におけるマトリックスメタロプリテアーゼに関する検討.日耳鼻 103:499-505,2000.
  48. 河田 了,柴田敏章,中野 宏,栢野香里,中井 茂,福島龍之,木村隆保,久 育男,村上 泰:耳下腺癌に対する術前診断の重要性.耳鼻臨床 93:645-651,2000.
  49. 河田 了:皮弁壊死への対策;有茎皮弁.頭頸部外科10:9-13,2000.
  50. Shimada T., Nakamura H., Yamashita K., Kawata R., Murakami Y.,Sato H.,Seiki M., Okada Y:Enhanced production and activation of progelatinase A mediated by membrane-type 1 matrix metalloproteinase in human oral squamous cell carcinomas. Clinical & Experimental Metastasis 18:179-188,2000.
  51. 丁 剛,四ノ宮隆,島田剛敏,木村隆保,栢野香里,中井 茂,福島龍之,河田 了,久 育男,村上 泰:頭頸部癌患者に対するスクリーニング的食道・胃内視鏡検査(EGF)について.日耳鼻 103,754-760,2000.
  52. 林 伊吹, 河田 了, 山本有実子, 寺田哲也, 竹中 洋, 前田 環, 辻 求:穿刺吸引細胞診で診断できた腺様嚢胞癌の一例.大阪医大雑誌 59: 100-107,2000.
  53. 池田 進,河田 了,牧本一男,竹中 洋:耳下腺腺房細胞癌の一症例;その診断と治療方針.耳喉頭頸 72: 767-770, 2000.
  54. 村上 泰,河田 了,中井 茂,木村隆保,丸山 晋,四ノ宮 隆,島田剛敏,丁 剛:声門癌(T2-4)における頸部郭清の適応と術式の選択.Ⅳ型コラゲン発現パターンによる検討.気管食道科学会会報 52:447-455,2001.
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